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音楽島メンバーへのインタビュー第2弾♪

こんにちは。音楽島-Music Island-事務局の大澤です!

前回に引き続き、音楽島メンバーへのインタビュー第2弾ということで、メンバー最年長の吉田 晴彦(よしだ はるひこ)さんにお話を伺いました。

さまざまな経験をされているからこその包容力があり、また、何事にも挑戦して学ぼうというパワーのある方です!

プロフィール



大学卒業後、SONY MUSIC ENTERTAINMENTに勤務。その後、ワーナーミュージック・ジャパンにて、長年多くのアーティストの発掘、プロデュースで活躍。関わったアーティストは、X JAPAN、L'Arc-en-Ciel、小柳ゆき、ゴスペラーズ、TUBE、Fayrayなど。その後、劇場運営、劇団監督、若手アーティストの指導育成、イベントや舞台公演のプロデュースなど多岐にわたり活動する。コロナ禍をきっかけに、「ヒットづくり」とは対極の「ひとりのひとを幸せにする音楽」に発想を転換し、淡路島へ。

どのようなところに魅力を感じて音楽島へ応募しましたか?


今まで、舞台の裏方やプロデュースの仕事をしてきて、何年間も忙しい日々を送ってきました。コロナの影響で少しだけ仕事が落ち着き、今までとは違う視点で、音楽やエンターテイメントが人にもたらすものは何なのかを考える時間が出来ました。

コロナがきっかけで、音楽が持つ、生活に寄り添う「安らぎ」のような力を見つめたり、自分の人生における時間の使い方、生活の仕方を見直しました。その中で音楽島プロジェクトの存在を知り、応募しました。

実際に淡路島で生活してみて感じたこと


初めは東京と淡路島での仕事を半々で、と考えていました。

しかし、実際に淡路島に来て仕事を始めると、淡路島という土壌に密着した活動をしたいと思い始めました。現在は、パソナグループの理念を理解しながら、時代へのシンクロ性も感じつつ、淡路島の魅力にはまっているところです。


飲食店でのサービス業務1つをとっても、身だしなみやマナー、人に対するおもてなしの心を学ぶ舞台として取り組むことで、今までの人生では考えたこともなかったような学びを得ています。その中で演奏も出来るということで、人生のバランスを取り戻したような感覚です。

これからの音楽家の働き方について思うこと


私自身、音楽大学は出ておらず、音楽が好きだという気持ちだけでこの業界で生きていたので、そういう気持ちさえあれば、なんでも出来ると思っています。

音楽というものはみんなの心にあるものです。

環境やきっかけを得て素晴らしい技術や教養を身につける方もいらっしゃるので、そういう方はその音楽をどんどん広げていって欲しいですし、そうでない人も、そのようなプロの音楽家と触れ合うことで、心の中にある「音楽のタネ」みたいなものを育ててほしいと思っています。

これは音楽だけでなく、他のエンターテイメントや料理など、人生の楽しみすべてにおいて言えることです。今淡路島でやっていることは、音楽を用いて壮大なライフスタイルの実験、研究をしていると言うことも出来ると思います。

良い演奏をしたい、「音楽」だけを追求したいというよりは、そんな新しいライフスタイルの実験に自分も加わってみたいなという気持ちで取り組んでいます。

淡路島で音楽家としてチャレンジしたいこと


今のところ淡路島に来るお客さんは、音楽を聴きに来ることが目的ではないという前提で、音楽があることで少し幸せになることが出来たり、思い出に「彩り」を加えることが出来たりする、究極の意味での「背景の音楽」を追求したいと思っています。

何かを主張したり、心に突き刺さる音楽ではなく、人の心に寄り添って、「その1日の思い出を良いものにしよう」という演奏の仕方を心がけています。

ご年配の方やご家族連れなど、初めて間近で生の音楽を聴いてドキドキしているような方々に、優しく、リラックスしてもらえるように、料理や風景やいろんなものがパーツとして綺麗に収まるようなバランスの良い「引き算の音楽」を提供していきたいです。


ありがとうございました!


お話を伺う中で、同じ音楽家として私も、人の心に何を与えることが出来るか、人の心にある「音楽のタネ」をどんな形で引き出すことが出来るか、改めて考えるきっかけになりました。

それでは、次回のインタビューシリーズもお楽しみに♪

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