こんにちは!音楽島-Music Island-の事務局の大澤です。
このプロジェクトが始動してから数か月経ちました。そこで、音楽島の理念に賛同し、今年8月から淡路島にてともに働いているメンバーへ、どんな想いで応募をしたのか、淡路島へ来て何を感じているか、インタビューをしました!
記念すべき第一回は、音楽島メンバー最年少の長谷川 雄紀(はせがわ ゆうき)さん。
穏やかで少しのんびり屋さん、みんなから愛されています♪
長谷川 雄紀さん プロフィール
神奈川県横須賀市出身。3歳よりピアノを始める。東京音楽大学器楽専攻ピアノ・創作コース卒業後、同大学院鍵盤楽器研究領域修了。大学院在学中にフランス短期留学ティーニュマスタークラスを受講、ディプロマ取得。これまでにピアノを鈴木寛子、村上隆、森山あす香、若林顕、作曲を藤原豊、糀場富美子、植田彰、各氏に師事。
どのようなところに魅力を感じて音楽島へ応募しましたか?
3月に大学院を卒業した後、音楽指導や演奏活動を考えていましたが、コロナの影響で仕事が見つからず、そのまま自粛期間を過ごしていました。
6月頃、インターネットで音楽島の求人を見つけました。音楽家にとってダブルキャリアで働く制度は新しくて面白いなと思ったのと、今まで勉強していたクラシック音楽だけでなく、ドラマやCMで使われるようなポップスなどの新しいジャンルにも挑戦したいという気持ちがあったので、応募を決めました。
生まれてからずっと実家の神奈川に住んでいたので、「淡路島」という立地に最初はためらいがありましたが、「自分にピッタリだな」と感じた働き方に挑戦することは必ず貴重な経験になる、と考え挑戦してみることにしました。
実際に淡路へ来て感じたこと
想像していたよりも、とても住みやすいです!
仕事面でいうと、演奏の機会が思っていたよりも、とても多くて嬉しいです。
学生時代も飲食店でのBGM演奏や結婚式での演奏のお仕事をさせて頂いていましたが、淡路での演奏をしてみて、お客さんの反応がとても新鮮で驚きました。レストランでの演奏で、演奏後に拍手をもらえたり、時には涙を流したりするお客さんもいて、とても感動しています。それが原動力になり、サービス業務などを行う時も「もっと頑張ろう」と思うことが出来、相乗効果が生まれています。
これからの音楽家の働き方について思うこと
音楽大学で素晴らしい演奏技術を身につけた人が、音楽を教えることが上手とは限りません。逆に、コンクールでの実績がなくても、人に教えることがすごく得意な人もいます。
誰がうまい、誰が良くて誰が悪い、ということは関係なく、それぞれの持っている特性や強みが活かせるようになれば、いろいろな人が音楽を「軸」にしなくても、音楽に携わっていけると思います。
もっと音楽の世界がフラットになって、誰もが音楽を身近に感じられるようになるといいなと考えています。
それに伴って、音楽家の在り方ももっと自由になっていくといいですね。
また、淡路島で働いてみて、客席やステージという構造だけでなく、お客さんと演奏者が近い構造が多いなと思いました。歩き回りながら演奏するなど、空間的にも自由な音楽の在り方が、とても新鮮に感じています。このようなスタイルがもっと日本中に広がってほしいと思っています。
淡路島で音楽家としてチャレンジしたいこと
やはり生の音楽の凄さを痛感し、足を運んで聴きにきてもらえる場所がもっと増えるように演奏者としてもアピールをしたり、新しい演出を創り出したりしていきたいです。
もともと音楽大学を目指そうと思ったきっかけは、ある発表会で、自分の演奏を聴いた面識のない方に「よかった」と言ってもらえて、人前で演奏する喜びを知ったことです。
皆の喜ぶ顔が見たい、という想いでここまで音楽を続けてきたので、自己満足でなく、お客さんの雰囲気に合わせて選曲や演奏の仕方を変えるなど工夫をして、お客さんに寄り添った演奏を心がけています。
聴いてくれるお客さんあっての音楽なので、そこを1番大事にし続けていきたいです。
ありがとうございました!
穏やかな性格が表れている長谷川さんの演奏は、お客さんの心に寄り添っているからこそ、賞賛の拍手がもらえるのだと思います。
もっと自由で、誰もが自分の強みを活かせる音楽家の在り方を、これからも一緒に模索していきましょう♪
また、挑戦したいと思っていたポップスの音楽も、音楽島メンバー最年長の吉田さんのギターとともに演奏の練習中♪さて、次はそんな吉田さんへのインタビューです。お楽しみに!
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